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プロローグ・資本金1万円で独立企業の夢を実現する法

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プロローグ・資本金1万円で独立企業の夢を実現する法

「まっすぐな言葉」を胸に秘めて
チャレンジする人たちへ

?私の会社はとにかくインターネットのコンテンツを作り続けます。
どんどんコンテンツを充実させていくことでインターネットの世界はもっと面白くなるし、 面白さが止まることはないと「私が勝手に決め付けた」からです。
こんな「まっすぐな言葉」を聞いたのは、いったい何年ぶりでしょうか。
「まっすぐな言葉」の主は、家本賢太郎クンとう一五歳の少年です。
私が彼の存在を知ったのは、まったくの偶然としかいいようがありません。
たまたま、あるパソコン通信のフォーラムをのぞいていたら、 拙者『資本金1万円で会社をつくる法』(オーエス出版社刊)を参考にしてデジタルビジネスを展開する合資会社を設立した一五歳の少年がいることを知りました。
早速、フォーラムの書き込みをみてみると、少年はそのなかで私の本を参考にして、自ら資本金100万円の合資会社を設立した体験を堂々と述べているのでした。
彼の発言内容を読んで、私は正直言って驚きました。
「未成年者が会社をつくった」ことに対してではなく、 また、家本クンというその少年が「車椅子の生活を余儀なくされている」ことに対してでもありません。
冒頭に掲げた彼の言葉に「まっすぐな意志」を感じたからでした。
インターネットがどういうもので、それがわれわれの社会にどんな影響をもたらすのか、について多くの人が語っています。
また、ビジネスの面からのその「有望な市場に参入する」ためのノウハウについても腐るほどの情報があふれかえっています。
しかし、彼の言葉には、そんな小賢しい計算など微塵もありません。
自分の力を思う存分発揮できるフィールドをみつけた者だけが得る喜びと、 その世界を自分のこの手で変えていくんだという「まっすぐな意志」がこの言葉に滲み出ていることに驚いたのでした。
私は、そんな彼の言葉を頭のなかで反芻しながら、海の向こうで彼と同じように「まっすぐな言葉」を持ってチャレンジしたもうひとりの若者のことを思い出していました。
「?どんな馬鹿にだって脚本は書けるし、映画だって作れる。
でも、本当にそれを実現させる奴っていうのは、どんなにみんなから 『忘れろ。時間と金のムダだ』と言われても絶対に耳を傾けない奴だ。
信念をもっている奴、自分が作るものと自己能力に絶対的な自信をもっていて、身をとことんすり減らしてでもっていうくらいの勢いで作品を作ろうとする、 そんな奴が達成するんだ。それが基本なんだよ」 一九八六年に『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』をひっさげて彗星のように現れ、同作品でカンヌ映画祭新人賞を受賞、 九十二年に公開された『マルコムX』で世界中の映画ファンの話題をさらったスパイク・リー監督の言葉です。
『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』の着想から、シナリオ執筆、資金集め、そして撮影?公開までの道程をつぶさに日記形式で綴った『スパイク・リーの軌跡』のなかの一文ですが、 私が特に注目したのは、この本のなかに幾度となく出てくる「リミテッド・パートナーシップ」という言葉でした。
何の注釈もなしに出てくるこの言葉の意味を理解できる人は、多分少ないでしょう。
「リミテッド・パートナーシップ」とは、日本語で”合資会社”を指します。
いったいなぜ、映画監督が会社を設立する必要があったのでしょうか。それも株式会社ではないマイナーな法人を。


実は、アメリカにおける黒人映画監督のおかれた状況がこの「リミテッド・パートナーシップ」という言葉に集約されているのです。
意外にも、スパイク・リーが『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』で本格的に世に出るまでに経験した苦労のほとんどは、創作上のことではなく、資金集めについてでした。
才能ある若者に資金を提供するファンド(基金)が日本とは比べものにならないほど充実しているといわれるアメリカですが、 彼のように黒人の実体験と視点を生かした本格的黒人映画をめざす若者にはなかなかチャンスがめぐってこないのが実情です。
白人が支配するハリウッドの大資本家からは見向きもされません。
そんな厳しい状況のなかで、スパイク・リー考え出した窮余の策が「リミテッド・パートナーシップ」、つまり日本でいう”合資会社”をつくって、 それを受け皿にして広く資金を集めることだったのです。
進行中の脚本(途中からは未完成のフィルム)と規約書を投資家にみせて、1口1万5000ドルを出資してもらう。
そして映画が成功すればその出資割合に応じて、配当を払う。ただし、出資者は映画の内容には一切口出ししない。
そんな条件でした。
残念ながら、まだ形のない脚本や未完成のフィルムだけで投資を決断してくれる投資家は思うようには現れず、彼の試みは失敗に終わりました。
それでも、彼は最後まで諦めずに根気よく人と会い続け、最終的には、一部彼の才能を認めた映画ファンドからの援助金のほか、 賛同してくれる援助者達からの個人的な借金と献金によって、何とか『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』の制作を完了し、公開までこぎつけるのでした。

 

スパイク・リーは、この本のまえがきでこう書いています。
「僕は、映画を作るためにこの世に生まれてきた。そう心から信じている。その一言に尽きている。自分がしなければならないことをしているだけなのだ」 冒頭に掲げた家本クンの言葉と共通する「まっすぐな意志」がそこには感じられます。


誤解のないように言っておきますと、私は、家本クンをスパイク・リーに擬して持ち上げる気など毛頭もありません。
世界的な映画監督と、極東の島国でビジネスを始めて間もない少年とを同列に論じること自体まったくもってナンセンスな話です。
しかし、家本クンがインターネットに賭ける情熱は、スパイク・リーが映画にかける情熱に決してひけをとらないことだけは確かだと思うのです。
そして私が言いたいのは、まったく法制度の違う国にいるふたりが、ともに起業の方法として着目したのが「リミテッド・パートナーシップ」であったことは、 決してただの偶然ではないということです。
家本クンの場合は、小額の資本金で設立でき、しかも設立手続きが容易な合資会社を選択しました。
一方のスパイク・リーのほうは「出資を募りやすく、出資者に口出しされずに自由に運営できる」点に着目して、それを活用しようとしました。
まったく法制度が違う日本とアメリカですが、「リミテッド・パートナーシップ」(=合資会社)の基本的なシステムはその二つの要素に集約されるのです。
つまり、どちらのケースも「リミテッド・パートナーシップ」は、 独立起業(映画製作をそう呼べるかどうかは別として)における自己資金の少なさという壁を乗り越えるまたとない手段であったのです。
いくら溢れんばかりの情熱と才能を持っていても、ある程度の資金がなければ会社をつくることさえおぼつきません。
一方で、会社を始めるだけの十分な資本はないが、自分の才能を組織の外の世界で試してみたいとう「まっすぐな意志」を持つ人は少なくありません。
合資会社は、そんな人のためにあるのです。
残念ながらスパイク・リーが活用しようとした「リミテッド・パートナーシップ」は資金集めの受け皿になるまではいたりませんでしたが、 彼が行った「まだ形のない脚本を見せて出資を募る」方法はまさに、 私が考える「パートナーシップ」の本質そのものなのです。
九七年春に合資会社設立ガイドブックである『資本金1万円で会社をつくる法』を出版した後、多くの読者の方からお便りをいただきました。
私の記述した内容についての誤りを指摘してくれたものや、単純な質問をされた方もいらっしゃいましたが、 なかには「おかげさまで、念願だった会社をつくることができました」?という内容のものが少なからずあったのです。
私はただ、従来は何のためらいもなく選択されていた株式や有限ではない、合資会社というもうひとつの選択の可能性を指し示し。
自ら合資会社を設立してみることで手続きをマニュアル化しただけにすぎません。
にもかかわらず、わざわざ手紙をしたためてまで未熟な著者に謝意を表してくれる人がたくさんいたことに、むしろ著者のほうが感激したくらいでした。
現実の日本のビジネス風土では、ベンチャービジネスが育つことはおろか、ごく普通に個人が独立開業することさえ困難です。
そうしたなかで、読者の方からのお便りは、多くの人が「まっすぐな意志」を持ってチャレンジしようとしていることを改めて痛感させてくれました。
「まっすぐな意志」を持っていたのは若者だけではありません。
若者と同じような情熱を持って企業に取り組む中高年の人たちも決して少なくありませんでした。
思えば、家本クンやスパイク・リーと同じように「まっすぐな言葉」を胸に秘めて起業を志すたくさんの人たちがいて、私の書いた拙い本を読んでくれていたのです。
そうした読者のために、前回の本では十分に説明しきれなかったすべてのことを、改めて書き尽くすつもりでできあがったのが本書です。


本書は会社設立ガイドブックではありますが、単なる会社設立ガイドブックではありません。
まず第一に、これまでの日本においてマイナーな存在であった合資会社と合名会社の特徴とそれらについての具体的な設立手続きノウハウを詳述した本です。
前著『資本金1万円で会社をつくる法』では、合資会社にスポットをあてましたが、本書では、その基本システムを理解するうえで欠かせない、 合名会社についてもより詳しくふれ、場合によっては合名会社を選択することの有利さについても記しました。
具体的に合名・合資会社がどういう法人形態なのかは、第1章以後を読み進めていただければと思いますが、 一言でいえば以下のような特徴を持った「個人が自分の才覚を資本につくるマイカンパニー」に最も適した法人形態なのです。
・資本金がほとんどなくても会社をつくることができる ・設立が株式・有限よりもはるかにカンタンである ・合資会社は、広く資金を集めることが可能である 前著では主に「資本金が少なくてもつくれる」という点にスポットをあてて書きましたが、 本書ではさらに合名・合資会社が持つ、株式会社や有限会社にはない、このうえもなく合理的な機能についても詳しく解説しています。
また、合資会社という形態は、起業家のためだけにあるのではなく、自ら起業はしなくても、才能のある人物をみつけて投資する、 いわゆる「エンジェル」(個人投資家)にとっても、またとない投資先であることについても解説しました。
第二に、本書は合名・合資会社という法人形態に最も適したビジネスの起こし方について述べた起業ノウハウ本でもあります。
情熱を持って企業にチャレンジすることは大切なことですが、その一方で現実には情熱だけで突っ走ろうとして玉砕してしまう人が驚くほど多いのが実情です。
そうならないためには、いまの時代に個人が起業するうえで欠かせない成功の鉄則ともいえる新しい経営学を身につけるべきだと私はかんがえています。
世に起業ノウハウを説いた本はたくさんありますが、残念ながらそれらのほとんどは、会社イコール資本(または組織)という古い経営学のうえに成り立ったものばかりです。
「資本の額が多いほど成功しやすい」というのがこれまでの常識であり、 従来の独立開業ガイドブックのテーマは「いかに多額の資金を集めるか」「いかに儲かるビジネスのネタを探すか」でした。
しかし、そうした常識はもはや時代遅れといわざるをえません。
家本クンのように、企業社会をまったく知らずにビジネスの立ち上げに成功するなど、従来のビジネス常識からすれば、ありえないことでしょう。
旧来型の大きな組織が疲弊する一方で、パーソナルな才能を資本として起業に成功する人たちが次々と現れる時代に突入してしまっているのです。
「大きいことはいいことだ」と、ひたすら規模の拡大を追及してきた「組織の時代」はもはや終わりを告げようとしています。
間違いなく次の世紀は、組織に属さずに自由に自分のやりたい仕事に取り組む「個人の時代」になるでしょう。
本書では、そうした組織としてではなく、個人のパワーをフルに活用して大企業とも対等に渡りあっていける合名・合資会社を「人的ベンチャー」と名付け、 そうなるための条件を「ぬかみそ」「リンク」「ポジショニング」という三つのキーワードによって説明しました。
この三要素がそろえば、明日にでも起業できるはずです。


会社をつくるというのは「旗をたてる」ことなのだと私は思っています。
そして、その「旗」に自らのアイデンティティを表すどんなシンボルを描くかが大切なのだと思います。
その意味では、サラリーマンは、常にほかの人が立てた「旗」に従わねばなりません。
組織の「旗」に示された方向性に共鳴できるうちは、生きがいを見いだすことはそう難しくありませんが、 ひとたび組織が掲げる「旗」の方向性に疑問を抱くようになったときには、いばらの途を歩まねばならないかもしれません。
そんなときは、迷わず自分の「旗」を立てるべきだと思うのです。
理不尽なリストラや大企業の突然の破綻など、組織の「安定」にしがみつくとこの不毛さを、われわれはここ数年イヤというほど味わわされてきたはずです。
どちらにしても同じ「不安定」ならば、自分だけの「旗」を立てて、チャレンジしたほうがはるかに有意義ではないでしょうか。
もちろん、会社などをつくらなくても「旗を立てる」ことはできます。個人のままで独立事業を営む人は少なくありませんし、 なかには個人のままで大きな「志」を抱く人もいます。個人として「旗」を立てられるならば、無理して会社をつくる必要などないでしょう。
そもそも会社をつくるなどということは、ただ国に認めてもらう書類上の手続きにすぎないのですから。
ただしかし、多くの人が会社づくりという手続きを通して、自分がやりたいことをはっきりとさせ、ある種の決意表明を行うのではないでしょうか。
また、自分が志望する事業を展開していくうえで、必要な資金を集めたり、税制上のメリットを得ようとしたとき、好むと好まざるとにかかわらず法人化という選択が待っています。
そんなとき、もし、株式会社や有限会社をつくるために何年か準備しなければならなかったり、設立手続きや運営上において無用の苦労をしなければならないのでしたら、 合名・合資会社という組織を活用して、よりスピーディーに、なおかつ、より簡便に自分の夢を実現したほうがベターであるというのが本書の最終的な提案です。
つまり「100点をとるために三年間準備をするより、60点でいいから三ヶ月めに走り出せ」です。
起業といっても、すべての人が事業家をめざす必要はないというのも本書の主張です。
組織をマネジメントしたり、財務や営業面での力を発揮するなど事業家としての総合的な能力には自信はないが、 単にプレイヤーとして会社組織に属さずに自分がやりたいことをとことん追及したいという人にとって、合名・合資会社は、最良の選択となるはずと私はかんがえています。
スパイク・リーは映画という世界に、家本クンはインターネットの世界に自分の力を思う存分発揮できるフィールドをみいだしました。
したがって、ただ「金が儲けたいので、儲かりそうな分野を探す」のではなく、「自分はこの世界で生きていくんだ」というフィールドを見つけるのがすべての前提です。
その前提さえクリアした人は、迷わず合名・合資会社を活用して、自分の「旗」を立てるべきだと思います。
もちろん、それは何もインターネットなど先端分野に限ったことではありません。
独自の熟練技能をもとに建築土木業にかかわる人や、さまざまな分野のサービス・情報業にかかわる人など、設備や多額の資本などなく、 自分の「技能」や「才能」というソフトだけを、一途に信じて夢を実現しようとする、すべての人のために本書は書かれています。
つまり、組織をつくって規模の拡大をめざすために「旗」を立てるのではなく、 自分がやりたいことや志を、世間に対して鮮明に打ち出す為にも合名・合資会社という「旗」はあるとかんがえています。
ちなみに「クララオンライン」という会社を経営する家本賢太郎クンは、 私がこの原稿を書いている現在、自ら経営する合資会社を株式会社に発展させる計画を進行中で、もう一歩自分の夢に近づきつつあります。
この本が出版されるころには(残念ながらというべきか、おめでたいということにというべきでしょうか)株式会社の社長になっているかもしれません。
しかし、彼にとって合資会社が第一歩であったことは事実です。
そんな彼が私に贈ってくれたこんな言葉をプロローグの締めとして紹介しておきましょう。
「最初のステップとして合資会社を選択したことは、とても意味のあることでした。」


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