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プロローグ・資本金1万円で会社をつくって・育てる法

97年4月に刊行した拙著『資本金1万円で会社をつくる法』には、おかげさまで各方面から、大きな反響をいただきました。
「資本金1万円でも会社はつくれる!?」と、新聞や雑誌で取り上げられたばかりか、 読者の方から「本を参考して、実際に合資会社を設立して独立起業に成功しました」という嬉しいお便りもいくつかいただきました。

ちなみに、合資会社とは、
①株式会社(1000万円以上)や有限会社(300万円以上)のように最低資本金の規定がない、
②設立手続きが異常に簡単(法務局に書類を数枚提出するだけでOK)
③活用次第では、広い範囲の出資者から資金を集めやすい
といった画期的な特徴を持つ、いわば個人で起業するのに最適な法人組織です。
いまでこそ、独立起業関係の雑誌に「合資会社のつくり方」特集がみられるようになりましたが、当時はまだ、その存在すらほとんど知られていませんでした。
その驚くほど有利な活用方法を紹介したうえで「論より証拠」とばかりに、著者自らが資本金1万円の合資会社の設立手続きに挑戦し、 見事成功を収めるまでのプロセスを著したこの本は、
「多額の資本金がないと会社なんてつくれない」
というそれまでの独立起業の常識を根底から覆した著作であったと監修者ともども自負しております。

また、第一作では十分に書き切れなかった独立起業ノウハウについても詳述した 『決定版資本金1万円で独立起業の夢を実現する法』(産学社刊)も、
多くの読者の方から支持をいただきました。
しかしながら、その一方で「会社をつくったはいいけれど、 設立後の手続きや運営の仕方がわからないので困っている」という読者の方からのお叱りやご意見も著者のもとに寄せられており、 われわれの著作活動が独立企業に必要な実務面の情報を十分に網羅できなかった反省点を今後の課題として残しました。
改めてみてみると、世の中には会社設立ガイドブックは溢れかえるほどありますが、そのほとんどは「設立」するまでの手続きについて解説したものばかりです。
一般の企業家志望者向けに設立後の会社運営実務全般についてもトータルに解説した書籍はほとんど見当たりません。
そのような現状では、わからないことがあってもそれを独力で解決することは難しいものです。
そこでシリーズ第三弾となる本書では、「いかにしてつくった会社を育てるか」に焦点を当てて、設立後の各種手続きの方法や会社運営に欠かせないノウハウの"ツボ"を漏らさず網羅しました。
合資会社の設立ノウハウについても第2章で詳しく解説し、巻末で提出書類の書式まで用意しましたので、この本一冊で設立から運営まで、 会社を誕生させ、一人前に育てるために必要なすべてのノウハウをひととおりまかなえるようになっています。
会社設立後の税務署や社会保険事務所などへの手続きについては、合資会社も株式会社・有限会社とほとんど変わりません。
したがって、これから会社をつくろうとかんがえている人にとっては、たとえ合資会社を選択しなくても、またとない実用的ガイドブックとなるはずです。

また、本書では、これまでの経営実務書の欠点ともいえる退屈で無味乾燥な情報の羅列を避けるため、各章の冒頭にて、独立企業家の架空事例を設定し、 その主人公たちが直面する会社経営の現実をどのように解決していくかを、本文中にストーリー仕立てにして記述しました。
各章の主人公たちを自分の立場に置き換えて読んでいただければ、すらすらと楽しみながら、会社設立から経営実務のポイントをマスターできるようになっております。
とはいえ、本書を読まれると、会社の運営実務は何かとめんどうで繁雑なことが多く、「会社をつくろう」と思いたってみたものの、そんなに大変ならと尻込みしてしまう人もいるかもしれません。
しかし、クルマを買って乗りたいけど、免許をとったり運転技術を習得したりするのは大変だから諦めようと思いますか?
免許を取るのに少しくらい苦労しても、自分の憧れのクルマを手に入れて、それを思いのままに操る楽しさを存分に味わえることを思えば、 教習所に通ったり運転技術を習得したりといった程度の苦労は何でもないと誰もがかんがえます。
それと同じで、自分の会社を持つということは、"人生のフリーウェイ"を思いのままに駆け抜ける楽しさを味わえる"格別な世界"を手に入れることですから、 会社を運営する苦労が少し伴うくらいでは、その魅力が色あせることは決してないはずです。
たとえ手にいれたクルマがコンパクトでライトウェイトな車種であったとしても、他人が運転する高級車に乗るよりはずっと自由で楽しい時間が過ごせるのですから。
なお、一連の著作では、これまで監修者の立場での参加であった井上栄次税理士には、今回、共著者として執筆にも全面的に加わっていただきました。

したがって、本書は、素人社長のひとりである私自身が直面した困難を、専門家の井上税理士とともに解決していった経験が素地になっているため、 よりわかりやすく切実感のある本になったと自負しております。

本書が、ひとりでも多くの独立起業志望者の方のお役に立てることを願って止みません。
2004年4月著者

目次資本金1万円で会社をつくって・育てる法

まえがき

【チャート】あなたにベストな選択は?

(1章)これから会社をつくる人のための設立ガイダンス

《亀谷さんの素朴な疑問その1》いくらくらいあれば、独立して会社を始められますか?
●資本金1万円の「ビジネスアイデア」集

《亀谷さんの素朴な疑問その2》会社をつくるのってすごく難しいんでしょうか?
●"情報わらしべ長者"への道
●独立起業者を悩ます経営実務の壁

《亀谷さんの素朴な疑問その3》実務の知識のある人でない会社運営はできないの?
●弱点は「リンク」でカバーする
●会社はつくりよりも育てることが難しい

《亀谷さんの素朴な疑問その4》会社組織にすると税金が安くなるってホント?
●所得がゼロになるカラクリ

《亀谷さんの素朴な疑問その5》会社組織にすると信用が増すってホント?
●資金調達がラクになる?

《亀谷さんの素朴な疑問その6》始めたばかりの会社でも法人メリットはあるの?
●売上1億円の法人はめずらしくない!

《亀谷さんの素朴な疑問その7》4つの会社形態のなかで最も個人企業に向いているのは?
1)株式会社信用を重んじる形態
2)有限会社オーソドックスな中小企業
3)合資会社個人ベンチャー向き
4)合名会社運命共同体組織
●中身で勝負するなら合資会社

【表】会社形態の比較
《亀谷さんの素朴な疑問その8》合資会社の特徴は?
●株主に近い有限責任社員

(2章)たった3時間で手続きが完了する合資会社設立講座

1.設立登記に必要な書類を調達する
●5枚の書類提出で会社がつくれる!?
●3分で必要書類を調達

2.会社の基本事項を決めて提出書類を作成する
《社名》どんな意味を込めるか
《目的=事業内容》こんなこともやりたい
《本店所在地》自宅でもOK
《出資者の構成と資本金の額》2人以上2円以上
《決算期》申告時期も考慮に入れて

3.会社の印鑑をつくっておく

4.法務局へ書類を提出する

5.補正日に書類の不備を直す

6.合資会社設立完全マニュアル
1)会社設立の段取りを整えておく
2)会社の基本事項を決定しておく
3)書類を作成する
4)作成した書類をチェックして印鑑を押す
5)書類を提出する
【記入見本】 定款・出資金領収書控・設立登記申請書・登記用紙と同一の用紙・印鑑届出書
【書類のとじ方】

(3章)会社設立したらスグやるべき役所届け出・手続き講座

1.どこに何を提出すればよいかを知る
●提出しなくていい書類もある
●社会保険加入の現実
【表】官公庁届け出一覧
●たった1日で手続き完了!

2.税務署/県(または都)/市への届け出
1)法人設立届出書
2)青色申告の承認申請書
3)給与支払い事務所等の開設届出書
4)源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
5)原価償却資産の償却方法の届出書
6)棚卸資産の評価方法の届出書
●友子さんの場合は?
【記入見本】法人設立届出書・事業開始等申告書・青色申告の承認申請書・給与支払事務所等の開設届出書・源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書

3.労働基準監督署への届け出

4.公共職業安定所への届け出
【労働保険加入の流れ】
【記入見本】労働保険成立届・労働保険料申告書・雇用保険適用事業所設置届・雇用保険被保険者資格取得届

5.社会保険事務所への届け出
●手続きは専門家に任せることもできる
【社会保険加入の流れ】
【記入見本】保険料納入告知書送付(変更)依頼書・新規適用届・新規適用事業所現況書・被保険者資格取得届・健康保険被扶養者(異動)届け

6.金融機関に会社の口座を開設する

(4章)最初の3か月を乗り切る経理事務入門編

1.税理士の賢い見つけ方と頼み方
●まともに頼むと年間50万円以上
●「いい税理士」の条件とは?
●決算と税務申告だけ依頼する
●専門家に任せたほうが有利なケースも
●紹介と無料相談を活用

2.記帳の全体的な流れと目的を知る
1)損益計算書損益の状態を示す
2)貸借対照表財政の状態を示す
●お金の出入りを両面から把握する
●目的は総勘定元帳づくり

3.簡易帳簿を用意しその記帳方法をマスターする
●特殊仕訳帳を使う

4.報酬の決め方と源泉の収め方を知っておく
●社員総会の議事録で決めておく
【納期の特例を申請した場合の源泉徴収事務の流れ】
【年末調整の手順】
【記入見本】所得税微収高計算書・給与支払報告書・給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表・源泉徴収票・税理士への支払調書・不動産等の支払調書

(5章)最初の6ヶ月を乗り切る財務&決算編

1.資金調達シミュレーションAtoZ
●無担保無保証でも借りられる!
●タダでもらえる資金もある!
●出資金なら永遠に返さなくていい?
●99%出資でも社長の地位は安泰
●1口10万円で690万円集める
●事業の形を見せて出資を募る

2.融資によって資金を調達する場合情報収集力がカギ

3.公的助成金によって資金を調達する場合条件

4.出資者を募って資金を調達する場合配当条件で説得
●無限責任社員の報酬をどう決めるか?

5.決算から税務申告までの手順
●税務申告の時期は?
●元帳を期末で締め切り科目別に残高を集計
●すべての科目の残高を集計する
●「借方」「貸方」の意味を知る
●決算データを元に税務申告を行う

6.損益計算書の見方「利益」

7.貸借対照表の見方「負債+資本=資産」の意味を知る
《資産の部》現金化しやすい順に
《負債の部》返済期日の早い順に
《資本の部》資本金+剰余金
●資本+負債が資産になるわけ

【税金について知っておこう】
【記帳から決算までの流れ】
【決算シミュレーション】

巻末◎このまますぐに使える「登記申請書」
「定款」
「合資会社設立登記申請書」
「出資金領収書控」

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